列車火災 迅速に避難…JR北海道が知内で訓練
update 2011/11/22 10:12
【知内】列車内で起きた火災に対応するため、JR北海道函館支社は21日、知内駅で青函トンネル総合防災訓練を行った。今年5月に石勝線トンネル内で脱線炎上事故があったこともあり、同社の社員らは不測の事態に備え、迅速に避難誘導をするなど真剣な表情で訓練に取り組んだ。
同社では防災体制の強化と2次災害の防止、関係機関との連携強化を目的に、青函トンネル内や本道、本州側の駅で年に2回訓練を実施している。この日は同社社員のほか、警察、消防合わせて約160人が参加した。
訓練は津軽海峡線を走行する函館発青森行きの特急列車(6両編成)内で火災が発生し、負傷者が出たとの想定で行った。
木古内駅通過後に列車内で煙が発生したとして停車。車掌らが、乗客役として乗り込んだ同社社員を安全な先頭の6号車と最後尾の1号車に移動させる措置を取った。知内駅に到着するとすぐに誘導係が迅速に乗客を避難させ、救命士が負傷者役を担架で搬送した。駅構内の消火設備から火災が発生した車両に向かって放水し、消火活動の訓練も行なった。
訓練終了後の講評で同支社の鈴木理夫次長は「連絡や避難誘導が速やかにできた。安全な運行を心掛けていく」と話した。
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