スケトウ漁、桧山沖で初水揚げ

update 2011/11/19 10:20


 【乙部】桧山沖の日本海で18日、今季のスケトウダラ漁が始まり、15隻のはえ縄漁船が出漁した乙部漁港では、合計13dが初水揚げされた。

 乙部沖と熊石沖の爾志海区では、解禁日の15日以降、海が荒れたため、出漁を17日まで延期。同日も魚群探知機で確認されたスケトウの群れが薄く、初水揚げを18日に持ち越した。同海区では乙部船団15隻、豊浜船団12隻、熊石船団10隻の計37隻が出漁。18日の明け方には3つの船団が沖合いの漁場を目指した。

 桧山沖のスケトウ漁は、伝統的な延え縄漁で行われ、刺し網漁などと比べて高い鮮度が売り物になっている。船団が帰港した乙部漁港では、漁業者が釣り上げたばかりのスケトウを陸揚げ。生食用として出荷するスケトウは、船団員の共同作業により、八雲町熊石沖でくみ上げた海洋深層水で魚体を洗浄。氷漬けにして鮮度を保ち出荷される。

 今季のスケトウは、2005〜06年に生まれた5〜6歳魚が漁獲の中心になり、昨年よりも魚体は大きめ。道総研函館水産試験場は、日本海の海水温が高い状態で推移しているため、魚群の回遊が遅れている影響もあり、漁模様は昨年をやや下回る3000トン台で推移するとの予測を示している。今季のスケトウ漁は漁模様をみながら来年1月中旬ごろまで行われる見通し。

提供 - 函館新聞社


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