七飯の観光入り込み数 前年比8・8%減90万1700人
update 2011/11/18 10:12
【七飯】町は2011年度上期(4〜9月)の観光入り込み客数(推計値)をまとめた。総数は前年同期比8万7200人(8・8%)減の90万1700人。東日本大震災直後の自粛ムードから4月が前年度比61・7%減と大きく落ち込んだが、5月以降は回復基調にあり、7〜9月の3カ月間はいずれも前年を上回った。
町商工観光課は「東日本大震災の影響を大きく受けたが、5月の大型連休から客足が戻った。特に修学旅行の行き先変更などで入り込みが増えた」と分析する。
月別では、4月が前年同期比5万9500人減の3万7000人。5、6月は道内客を中心に客足が戻り、14万人台で推移。7月以降は平均で7%の増加となった。道外客は62万2200人、道内客は27万9500人だった。
上期の宿泊客数は同9300人増の5万2100人で、特に8月に約2000人増加していることから、福島県からの子どもたちを約1カ月間受け入れた「ふくしまキッズ夏季林間学校」の影響が大きいとみる。一方、昨年好調だった外国人宿泊客数は震災の影響で大幅に減少。4月は皆無で、6月以降から徐々に客足が戻ったが、同4691人減の1807人にとどまった。
ここ数年の下期は減少傾向にあり、今季も函館大沼プリンスホテルが冬季休業を決めているため、苦戦は避けられない見通し。同課は「7〜9月の増加傾向のいい影響が下期にも続いてくれれば」としている。
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。