函工高定時制の3人が「第二種電気工事」合格

update 2011/11/17 09:52


 函館工業高校定時制(青木一明校長)の在校生3人と卒業生3人が、本年度の国家試験「第二種電気工事」に合格した。生徒らは「今度は一種の取得を目指し、頑張りたい」と喜んでいる。

 同資格は、配線や工事についての知識、法律などを問われるほか、設計など総合的な技量も求められる。資格保持者は、配線工事などを行うことができる。本年度の合格率は、1次(筆記)は65%、2次(実技)は、69%だった。

 本年度は、同校から卒業生を含め8人が受験。うち在校生の青山翔さん(4年)、石沢翔弥さん(同)、砂山倫樹さん(3年)と卒業生の川尻慎也さん、中野兼一さん、高木弥さんの合わせて6人が合格した。

 「将来電気関係の職業に携わりたい」と受験を決意し、生徒らは約半年間にわたって、授業前後の時間を活用しながら勉強に励んできた。

 今回初めて受験し、合格した砂山さんは「筆記試験を受けた時は不安しかなかった。合格した時は奇跡だと思った」と話す。

 4年の青山さんは「2回目の受験だったので、どこを勉強すればいいのか流れはつかんでいた。今回の試験は自信があった」、石沢さんは「深夜に勉強し、そのまま仕事に行くこともあった。合格できて本当にうれしい。今後はパソコンなど色々な試験に臨んでいきたい」と意気込む。

 一方、中野さんは1種の同試験にも挑戦し、現在は12月の技能試験に向け勉強中。「資格を生かし、いろんなことにチャレンジしたい」と力強く語っていた。

提供 - 函館新聞社


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