バリアフリー経路表示 携帯で歩行移動支援
update 2011/11/15 11:47
函館市ユニバーサルツーリズム推進協議会(奥平理会長)は15日から、高齢者や障害者の歩行移動支援の一環として、目的地まで段差などがないバリアフリー経路を携帯電話の画面に表示するナビゲーションシステム「あるくはこだて」のサービスを開始する。
障害の有無、年齢に関係なく誰もが安心して暮らせる「ユニバーサル社会」に対応した歩行移動支援の推進を目的とした、国土交通省の事業の一環として、期間限定で試験的にサービスを実施する。サービス対象エリアをJR函館駅周辺(若松町)〜西部地区(豊川町、末広町、元町、大町)に定め、来年3月31日まで行う。
サービスの内容は、現在地から目的地まで段差や坂道などバリアの少ない経路を表示するほか、経路上にある段差や歩道の広さ、勾配の情報を提示する。目的施設のバリア情報や営業案内も提供する。1月中旬以降はバスの運行情報と連動したサービスも行う予定。
10月にエリア内の歩道や施設を調査し、システムには歩行経路(リンク)1500本、経路の交差・分岐や傾斜、幅が変わる結節点(ノード)800カ所を示せるよう地図上に落とし込んだ。公共施設、病院、飲食店、公共トイレなど施設情報を入力し、スタート初日の15日は30カ所で始動。最終的には94カ所の情報を提示できるようにする。
サービス利用するには、インターネットに接続でき、衛星利用測位システム(GPS)機能、QRコードの読み取り機能がついた携帯電話を持っていることが条件。専用のウェブサイト(http://
同協議会は今回の試行で課題などを検証し、来年度以降も継続させていきたい考えで、「高齢者や障害者の移動支援の一助につなげていきたい」としている。
今月23、29の両日に、同システムのモニター調査を行う予定で、65歳以上と車いす利用者に参加を呼び掛けている。両日とも午前10時半〜午後4時。 システムへの問い合わせ、モニター調査の参加申し込みは同協議会事務局TEL0138・54・3619、ファクス同54・3617。
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