中部高・蛭田君、土橋さん全国へ…将棋新人大会
update 2011/11/13 10:17
函館中部高校の囲碁将棋部に所属する2年の蛭田将伍君(17)と1年の土橋ゆりなさん(16)が、来年1月27〜29日に京都市で行われる全国高等学校文化連盟将棋新人大会に出場することが決まった。男女そろっての出場は同校初。2人は「諦めない心を大事に、大会で多くの技術を学んできたい」と意欲を語る。
2人は、4日に札幌で行れた高文連全道将棋新人大会の男女個人戦でそれぞれ3位を受賞した。同大会には、道内から予選を勝ち抜いてきた男子32人、女子8人が出場し、トーナメント戦を行った。全国大会出場枠は男子が上位2人、女子が同4人。蛭田君は2位が辞退したため、出場権を得た。
小学校の時から将棋に親しんだ蛭田君は中学1年から本格的に学び、同部で部長を務める。試合について「強豪に当たった時は技を盗もうという気で挑んだが、その後の戦いは肩の力を抜いて対局することができた」と振り返る。昨年の9位から順位を上げようと、一局一局を大事に「どうしたら早く勝てるか」と練習を積み重ねてきた。「普段の練習の成果が、安定した対局につながった」と話す。
土橋さんは、5月から将棋を始め、春の大会に出場するも入賞には至らなかった。その悔しさををバネに、先輩のアドバイスを受けながら腕を磨き、今回の大会に挑んだ。「対局に負けてもいいという気持ちもあったので、楽しく気楽にできた」といい、「出場が決まった時はまさか自分がという戸惑いの気持ちがあった」と話す。
全国大会に向けて、蛭田君は「チャレンジ精神と初心を大事に、大会では多くの技術を得てきたい」、土橋さんは「人との出会いを大切に、頑張りたい」と期待に胸を弾ませる。
顧問の成田睦生教諭は「全国大会への出場は男子が約20年、女子が約10年ぶり。2人には上位を目指して頑張ってほしい」とエールを送る。
全国大会には男女128人が出場する。
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