糖尿病予防の知識深める…市民教室
update 2011/11/13 10:17
函館市民糖尿病教室(函館市医師会、函館糖尿病懇談会主催)が12日、函館市大手町の函館国際ホテルで開かれ、市民らが栄養士らの講演などを通して予防の知識を深めた。14日の世界糖尿病予防デーに合わせて会員や参加者ら約50人が青色のかっぱを着て輪になり、啓発のシンボル、ブルーサークルを作って予防啓発の連帯感を深めた。
同教室は毎年この時期に開催していて今回で24回目。薬剤師や管理栄養士が昨年のアンケート結果の解説や薬にかかわるミニレクチャーをしたほか、市立函館保健所の保健師の指導で、「いか踊り体操」も行われた。別室では、医療、栄養指導コーナー、血圧、血糖測定のコーナーも開かれた。
後半は上大類病院(群馬県高崎市)の堀口時子管理栄養士が「張り切り母さん登場〜管理栄養士として・患者として〜」と題して講演。血糖値を下げるインスリンが欠乏する1型糖尿病を18年前に患い、その闘病体験を語り、発病しても前向きに生活する意義を訴えた。食事の大切さも強調し「糖尿病の食事は健康食。すべての栄養素を過不足なくバランス良く取ることを心掛けて」と呼び掛けた。
終了後、同懇談会の呼び掛けでブルーサークルを実施。国内でも近年、各地で公共施設を青色にライトアップしたり、大人数で青色の衣類にまとって輪になる活動が広がりを見せている。
同懇談会の高橋清仁代表幹事は「今後、ますます糖尿病患者は増えると予想されている。今回の輪が地域全体に広まれば」と話した。
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