まるでお餅 恵山で白いナマコ
update 2011/11/12 10:33
函館市恵山地区で11日、白いナマコが見つかった。この日は今季の漁初日とあり、「大漁と安全操業を見守る幸運のナマコであってほしい」と漁業者の表情は明るい。
御崎町の漁師加茂博紀さん(31)が、山背泊(やませどまり)漁港沖合で水揚げした。体長10センチ、太さ5センチで「茶色いナマコのかたまりの中ですぐ分かった。珍しいものもいるんだな」と加茂さん。弟の透さん(27)も「初めて見た。吸盤の色は少し黄色っぽい」と目を丸くする。
ナマコ研究に取り組む道総研栽培水産試験場(室蘭市)の酒井勇一主査は「白いナマコは各地で数えるほどの水揚げが報告されている。珍しいことに変わりなく、変容は一部やモザイクなど色々なタイプがあり原因は不明だが、何らかの色素異常では」とみる。
加茂さん兄弟は「このナマコは観賞用にしたい」。市内の水産物業者もその純白の姿を見て、「まあ驚いた。正月の縁起物のお餅みたいだね」と笑顔だった。
JFえさん山背泊支所によると、初日のナマコ水揚げ量は恵山・御崎地区で692`、古武井地区670`でともに例年並み。漁は年明けまで続く。
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