函館男声合唱団が渡仏、日本の歌声響く
update 2011/11/11 10:22
函館男声合唱団(上貞幸丕代表)有志21人が10月中旬、演奏旅行でフランスを訪れ、オルレアン聖十字架大聖堂など現地の名高い教会で演奏会を開いた。荘厳な雰囲気を肌に感じながら、声高らかに日本の歌をお披露目した。
団員の親戚が現地にいる縁や、カトリック湯川教会(駒場町)で神父を務める同団団員のフランス人、オール・フランソア・ザビエさんが、オルレアンの出身であることなどをきっかけに昨年から企画。10月17日に日本を出発し、18日にパリ外国宣教会本部礼拝堂、19日にオルレアンへ入った。
パリの礼拝堂には約200人が来場し、団員はグノーの宗教曲に加え、「そうらん節」や「千の風になって」などを披露した。会場はかつて経験したことのないほどよく響く空間といい、企画者の1人、伊藤喜久雄さん(71)は「とにかく気持ち良く歌うことができた。山びこのような心地よい残響を全身で体感した」と満足そうに振り返った。
8日間の旅程だが、途中立ち寄った世界遺産のモン・サン・ミッシェルの聖堂では、観光客がいない時間帯に団員の一存で急きょ合唱。旅先ならではの予定外の時間も、貴重な思い出になったという。
伊藤さんは「在仏する道人会『ポプラ会』会員も現地の教会に駆け付けてくれるなど、多くの関係者の支援があった。おかげで合唱の素晴らしさを再認識できた。今後の演奏活動にも力が入りそうですね」と話していた。
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