起業塾の卵が事業計画披露、後期セミナーに男女7人
update 2011/11/11 10:21
函館市内で起業を目指す学生や社会人らを対象にしたセミナー「函館起業塾」の後期課程が10日、市産業支援センター(桔梗町)で始まった。前期(9月)に行った宿泊型の集中講義を踏まえ、函館で起業を目指す20〜60代の男女7人がそれぞれ練り上げた事業計画を発表した。
起業塾は、市民の起業を支援することで、地域経済の活性化や雇用創出につなげる狙いで2006年に始まり、今年で6年目。市経済部によると、5年間で学生を中心に73人が受講し、うち4人がIT(情報技術)やサービス業関連の起業に結びついた。
この日は起業して間もない人や、起業を目指す24〜64歳の男女7人が参加。受講生は20分程度の持ち時間で、電子書籍を活用した情報モールの運営、食品関連の医療機器販売、女性向けの心理学教室など、それぞれ考案した事業戦略や経営理念、顧客ターゲットなどを発表した。
このうちオリジナルノート製作の雑貨店を発案した市内の男性(24)は「20〜40代の女性向けにデザインに函館らしさを出し、地元の小物雑貨作家とも連携したい」と語った。札幌でベンチャー企業を支援するコンサルタント会社を営む土井尚人社長が講師を務め、一人一人に問題点や可能性をアドバイスした。
元派遣社員で現在は無職というこの男性は「初めは興味本位だったが、本格的に起業を目指す人と学ぶことで刺激になった。今後起業する際にこの経験を生かしたい」と話した。起業塾は11日も行われ、受講者が発表した事業計画について土井社長が個別相談に応じる。
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