万代町商興会60年、街の発展に寄与
update 2011/11/11 10:21
函館市万代町の国道5号沿いの商工業者でつくる「万代町商興会」(31会員)は、今年で設立から60周年を迎えた。人口の郊外移動に伴う事業者の減少で往時より会員数は減少したが、「商いを通じて街の発展に貢献したい」(北村千尋会長)と決意。13日に開催する式典では、記念事業として函館市や地元の万代町会に寄付を行う。
同会は1951(昭和26)年に設立。国道5号の北ガスから飲食店「よしの」付近の万代町がエリアで、ピーク時の67年の会員数は125だった。当時は函館市の郊外、交通の要衝にある商店街として、周辺自治体から市内に訪れる買い物客でにぎわったという。しかしその後の人口の郊外移動などにより、徐々に会員数は減少した。
北村会長は当時について「万代町は重要な乗り換え地点だった」と振り返り、「以前のようになることは難しいが、今後は万代町の歴史を観光資源にしたい」として、記念碑の設置を検討している。今後については「高齢者が来やすい環境にするためには交通網の整備が必要」として、行政の積極的なかかわりを望んでいる。会としては「個々の店舗が努力を怠らず外販などで経営を維持し、街の発展につなげたい」とした。
13日の記念式典、祝賀会はマリエール函館で開催する。記念事業では、函館市に対しては市内の全小中学校分の「箱館奉行所復元DVD」を、万代町会へは暖房器具を寄贈する。また函館水産高校教諭の我妻雅夫氏の記念講演「ペリー艦隊箱館入港」を予定している。
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