イチイの木 冬の装い…五稜郭公園で雪つり

update 2011/11/10 09:42


 函館市の五稜郭公園で9日、初冬の風物詩「雪つり」の作業が始まった。観光客らが見守る中、同公園管理事務所の職員や市シルバー人材センターの作業員らがイチイなどに縄を掛けていった。

 雪つりは、木に積もった雪の重みで枝が折れないようにする作業。それぞれの木に合わせ、長さ3〜4メートルの竹を支柱に据え、頂点から円すい状に張った縄で枝を持ちあげるようにしてつる。小さな木は支柱を立てず縄で枝をまとめていく。大きな木は業者が作業を担当し、園内で計約100本の木に行う。

 毎年、立冬が過ぎたころ作業を始める。例年は紅葉がほとんど終わっているが、今年は色づきが遅れ気味で、赤い葉の残るカエデ類の下での作業となった。11日ごろにはほとんど終了し、来年3月末ごろまで、冬の装いにする。

提供 - 函館新聞社


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