トルナーレのクラブハウス披露、七飯産の木材使用

update 2011/11/9 10:22


【七飯】町は8日、林野庁の補助金を活用して建設中の東大沼多目的グラウンド「トルナーレ」クラブハウスの現場見学会を開いた。グラウンドの付帯施設としての用途のほか、町産のトドマツやスギなどの地場産木材を使用し、「地材地消」の普及促進を図るモデル建築物としての役割を担う。町内外の建設業や林業関係者らが招かれ、木材の活用状況を視察した。

 クラブハウスは、1階部分にロッカールーム、グラウンドを見下ろすことができる2階には、試合や練習を観戦するためのスペースや、サッカー関連の記念品を展示するホールなどを設ける。

 総事業費3645万円のうち、林野庁の森林整備加速化・林業再生事業木造公共施設整備補助金3060万円を活用。木造2階建て延べ212平方bで、外壁のスギ材、柱やはりにトドマツ、板面にカラマツなど、町産の木材を約40立方b使用した。工事の進ちょく状況は現在70%で、12月下旬に完成し、来年度からの供用開始を予定している。

 見学会で、町農林水産課の田中真一課長が「木のぬくもりを感じながらスポーツの観戦と、多くの利用者に親しまれる自然との融合を目指すことをテーマに整備した」とあいさつ。関係者は、天井や内壁など、木材の活用状況を熱心に見学していた。

提供 - 函館新聞社


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