38人 漁師への第一歩
update 2011/11/8 10:17
【鹿部】道立漁業研修所(町本別、一條雄治所長)は7日、本年度の総合研修修了式を同所体育館で開いた。本年度は全道各地から集まった18〜25歳の計38人が寮生活を送りながら、半年間にわたり漁業技術や資格取得に励んだ。修了生は地元に戻り、道漁業の担い手として第一歩を踏み出す。
本年度は渡島、桧山管内の5人をはじめ、日高、釧路、根室、オホーツク、宗谷、留萌の各管内から漁業者を目指す若者が5月に入所した。
式では、一條所長が修了生代表に修了証書を手渡し「周囲から信頼される漁師となれるよう地道に足場を築いていってほしい」と式辞。道水産林務部の小田千秋次長が「浜のけん引役として活躍することを期待する」と励ました。
来賓の川村茂鹿部町長、道信漁連函館支店の松永顕支店長が祝辞を述べた。
修了生を代表し、オホーツク管内斜里町出身の馬場俊充さん(25)が「学んだことを生かし、一日も早く立派な漁師となり、道水産業の発展に貢献できるよう頑張っていきたい」と決意を述べた。
同所によると、修了性は一級小型船舶操縦士(学科、実技)、潜水士、玉掛け技能講習などの合格率が100%に達したほか、関連法規の学習や、町内での漁業研修など計700時間に及ぶ研修を終えた。1997年度の開設以来、昨年までに580人が修了した。
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