函館レク協会 函大有斗高ボランティア事務局 道社会貢献賞受賞

update 2011/11/8 10:14


長年にわたる活動で地域福祉に貢献したとして、函館市内のNPO法人函館レクリエーション協会(水落敏博会長)と函大有斗高校(宮岡秀昌校長)のボランティア事務局がこのほど、道の本年度社会貢献賞(知事賞)を受賞した。同市町会連合会常任理事の桧森裕三さん(71)=亀田本町第3町会=が道地域活動推進功労賞(道地域活動振興協会理事長賞)を受けた。先月25日、札幌市で開かれた地域活動道民大会で表彰された。

 同NPO法人は1972年に設立。地域住民や団体、児童、障害者らに対し、レクリエーション事業を企画したり、インストラクター養成に努めた。2009年に任意団体からNPO法人に移行し、現在、会員は83人。

 同事務局は63年に部活動の一つとして創部。地域や校内の清掃活動や社会福祉施設への寄贈活動などを続けてきた。局が休止状態となり、学校全体の活動として行われた時期もあったが、2年ほど前に局を復活させ、現在1〜3年生17人で活動する。

 桧森さんは86年から町会活動に携わり、2000年から町会長を務める。04年に町会連合会の常任理事に選任され、交通部長として各町会の交通安全啓発に尽力してきた。

 同法人の水落会長(67)は「レクリエーション活動は人間関係が希薄になりがちな社会に求められている。これを契機に豊かな地域社会づくりに貢献していきたい」とし、ボランティア事務局の再興に力を注いだ局長の伊藤青杜君(3年)は「地道な活動が認められ、うれしい。謙虚な気持ち、思いやりの心を持ち続けて活動をしていきたい」と喜びを語った。

 桧森さんは「お年寄りが安心して暮らせるまちを目指し、引きこもりがちな人たちに積極的に声掛けているが、徐々に成果は出てきている。交通安全活動も含め、今後も地域づくりに貢献していきたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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