お歳暮商戦 各店決起

update 2011/11/6 10:28


 11月に入り、道南の大型小売店などでは、お歳暮など年末ギフトを販売する特設コーナーを続々と開設している。1件当たりの低価格化や送り先の減少などで売り上げが伸び悩むなか、各店は選べるギフトや地元商品、スイーツなどを充実させて消費者の心をつかもうとしている。コーナーの設置はいずれも12月25日ごろまで。

 5日にギフトセンターを開設したのは棒二森屋(函館市若松町)。午前10時の開店前に約100人の社員が集まり、そろいの半被姿で気合の「がんばろう」三唱を行った。安藤正和店長は「お歳暮は1年間でも大きな売り上げを占める。『身近な人を大切にしたい』との思いでギフトを選ぶ人も多く、社員が気持ちを一つにしてがんばろう」と決意した。

 同店はアイテム数を約690と昨年より増やし、根強い人気のある地元商品の「選べるギフト」を豊富に展開。幅広い年代に人気のスイーツを充実させ、東日本大震災の東北被災地の商品も意識的に扱っている。ただ15%引きなど低価格商品が売れる傾向にあるといい、ギフト1件当たりの平均単価は4000円だ。

 テーオーデパート(同市梁川町)はこれより早い3日にコーナーを開設。同店も1件当たり平均は4000円前後と近年下がる傾向にあり、「ことしは特にお買い得品のウエートを高めた」。

 丸井今井函館店(函館市本町)は16日からの予定。1件当たりの単価はさほど変わらないが、1人平均5〜10件ほどと、送り先を減らす傾向にあるという。ここ数年は道産品の品ぞろえに力を入れており、函館の特徴である「地元の商品を送りたい」という希望に応えて海産物加工品やソーセージなどを豊富にそろえるとした。

提供 - 函館新聞社


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