函館―ソウル 来月20日に定期便再開
update 2011/11/5 11:08
大韓航空は4日、東日本大震災の影響で運休している函館―ソウル(仁川)間の定期便について、再開時期を予定より1週間前倒しした12月20日とすることを正式に発表した。同社函館支店は「日韓とも冬休みに入る時期で、辛うじて『はこだてクリスマスファンタジー』(12月1日〜25日)に間に合わせることができた」とする。
同路線は週3回(火・木・日曜日)の定期便だが、ゴールデンウイーク期間などを除き、東日本大震災後の3月22日から運休している。再開は当初12月27日の予定だった。
放射能汚染に対する懸念から韓国国内からの集客が見込めないとする同社に対し、函館市の政財界は9、10月のチャーター便運航に協力したり、10月上旬にはトップが本社を訪問するなど早期再開を求める活動をしてきた。
同支店の津野圭司支店長は「(これらの活動が本社の決定に)大きく影響した。皆さんのおかげで再開できる」とした。当初は10月下旬にも再開前倒しを決定する予定だったことに対しては「日韓の政府機関の許可を待っていた」と説明した。
函館市の工藤寿樹市長は、「お願いを真摯(しんし)に受け止めていただいた結果。これまで以上に多くの観光客が訪れるとともに、今後も安定的に運行するよう地域一丸で取り組みたい」とコメントした。
函館商工会議所の松本栄一会頭は「クリスマスファンタジーに間に合い、活動したかいがあった」と安堵(あんど)。「函館からの搭乗率が20%にとどまっており、先方からは30%まで引き上げてほしいと希望があった。今後も地元として利用者確保に努力していきたい」とした。
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