茂辺地まつり サケと格闘 捕獲し笑顔

update 2011/11/4 12:41


 【北斗】「第30回北斗市茂辺地さけまつり」(実行委主催)が3日、茂辺地川下流特設会場で開かれた。小春日和の中、恒例のサケのつかみ取りや魚介類販売に大勢の市民が詰め掛けた。

 「文化の日」に合わせて毎年開いている恒例行事。メーンイベントのサケのつかみ取りは午前と午後の2度行われ、特設プールに計360匹を放し、抽選で当たった360人が挑戦。プールに直接入って所狭しと泳ぎ回るサケを捕獲する人もいれば、プールの外から手を伸ばして取る人もいて、それぞれ暴れ出すサケと格闘。しっぽを上手につかまえると、歓声を上げて笑顔を見せていた。

 函館市桔梗町から訪れた渡辺悠月さん(9)は「小さいサケを狙った。初めは怖かったけど、つかまえられてうれしかった」とにっこり。母親のリエさん(37)も「ちゃんちゃん焼きにして食べます」と話していた。

 会場ではサケ鍋が無料で振る舞われたほか、茂辺地地区名産のフノリやワカメ、メスのサケなどが当たる抽選会も行われ、にぎわいを見せていた。実行委の山本昭宣委員長は「ここ3年は天候に恵まれなかった。今年は今までにないくらい、多くのお客さんが来てくれた」と安堵の表情を見せていた。

提供 - 函館新聞社


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