ふくしまキッズ、12月24日から冬プログラム
update 2011/11/2 11:48
【七飯】福島第一原発事故の影響が続く福島県内の子どもたちに冬休みを過ごしてもらう支援事業「ふくしまキッズ冬のプログラム」が、12月24日から七飯町などで開催される。大沼ふるさとの森自然学校(町東大沼、流山温泉)を拠点に同24〜30日の7日間、112人の参加が決定。期間中に1泊2日の民泊体験を実施するため、「大沼グリーンツーリズム推進協議会」(若松時彦会長)が近く、協力家庭の募集を行う。
「福島の子どもを守ろうプログラム実行委員会」(進士徹委員長)、「子どもを守ろうプロジェクト協議会」(安江こずゑ会長、札幌)の主催。518人の子どもたちが道内で過ごした「夏季林間学校」の報告会を10月に東京、札幌、福島で開催し、福島の保護者からは「夏に引き続き少しでもきれいな空気を吸い、放射能の心配がない場所で過ごさせてあげたい」などとする声が寄せられた。
参加募集は、10月31日に締め切り、北海道のほか、神奈川県に91人、愛媛県に32人の参加が決まった。北海道では同自然学校を拠点に、大沼近郊の宿泊施設に分散。12月28日から1泊2日でホームステイを実施する。滞在中は、生活リズムを身につけてもらうため、午前中は学習時間、午後を自由活動時間に充てる。
実行委は「子どもを社会全体で育てる」ことを活動理念としており、交通費実費分の3万円のみ負担してもらい、活動経費は支援金で賄う。今夏の経過をまとめた報告書や活動動画をホームページ(http://
進士実行委員長(55)=NPO法人あぶくまエヌエスネット理事長、福島県鮫川村=は「夏に参加した子どもたちは北海道の地で、たくましく成長できた。8カ月になろうとする今も原発事故がいまだに収束していない。福島の子どもたちが、厳しい寒さの中で、人の心の温かさを感じ取ってくれると信じています」と話している。
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