取材成果や魅力を報告
update 2011/11/1 15:40
函館の街並みの魅力を子どもの視点で考える「こども町並み観察隊」の活動報告会が10月31日、函館桔梗小(伊藤克美校長、児童555人)で開かれた。児童らは市内西部地区で取材した地域の魅力を模造紙にまとめ、寸劇やクイズ形式で発表し合った。
市が子どもたちの景観教育の一環で1997年度から毎年行っていて、今年で15回目。本年度は同小を指定校に未来大の学生も協力し、5年生68人が7月の宿泊研修で12班に分かれて西部地区などを回り、現場で見聞きして感じた施設や人、エリアの魅力をまとめた。
各班は西部地区の教会群や坂、朝市などで話を聞き、縦105a、横75aの紙2枚にまとめた内容を他班の児童の前で報告。旧函館区公会堂の建設費用に関する3択クイズでは当時の金額で5万8000円と発表されると、児童からは「えー」「安すぎ」と驚きの声が漏れた。
このほか、観光客にインタビューしたグループは、お土産に「カニめし」を買った人や、客層では60代が最も多かったことを紹介。各班の総括では「歴史的な価値」「朝市の水産物」「観光スポットが増えたらいい」とそれぞれの感性で魅力を導いた。
西部地区の歴史的建造物について発表した守村健介君(11)は「函館にたくさん和洋が混じった変わった建物が多いことに気づいた。知らない地元の歴史がたくさんあって面白かった」と話した。発表内容は12月下旬、市役所1階の市民ホールで展示される。
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