「大間原発いらない」1500人が集会

update 2011/10/30 10:33


さようなら原発1000万人アクション連鎖集会「やめるべ、大間原発!10.29北海道集会」が29日、函館市千代台町の千代台公園で開かれた。同原発に特化した集会では、過去最大規模となる約1500人(主催者発表)が結集。世界で初めてMOX燃料(プルトニウム・ウラン混合酸化物)を全炉心で使い、函館から最短で23キロにある同原発を「最も危険な原発」とし、直ちに建設中止を求める集会アピールを採択した。

 道平和運動フォーラム、道南地域平和運動フォーラム、「脱原発・クリーンエネルギー」市民の会の主催。渡島・桧山管内をはじめ、札幌や青森県からも参加した。

 道平和運動フォーラムの山田剛代表は「広くなった原発防災エリア(函館)の人間の話も聞かず、原発を動かすことは断じて許されない」とあいさつ。道南地域平和運動フォーラムの相沢弘司代表は「事故が起きれば、風速2メートルの風が吹くと、わずか4時間で函館の街に放射性物質が降りかかる。4時間で全市民が避難できるのか。函館が蚊帳の外なのを認めるわけにはいかない。声を広げてすべての原発をなくそう」と訴えた。

 福島県平和運動フォーラムの中路良一代表が放射能汚染が広がる福島の現状を説明したほか、道南地域平和運動フォーラムの扇谷和明副代表、大間原発訴訟の会の竹田とし子代表、元大間町議の佐藤亮一さんが活動を報告。逢坂誠二衆院議員(道8区)もあいさつで「どんなに安全策を講じても、100%の安全はあり得ない。人間の身の丈に合わない原発をなくしていくことが大事だ。ただ、働いている人や交付金で成り立っている地域のことも避けて通れない。簡単な道のりではないが、粘り強く取り組みを進めるべきだ」と脱原発を訴えた。

 集会後、同公園から本町、高砂通を通り同公園に戻る約1・5`のコースを、「大間原発はいらない!」「福島の事故を繰り返すな!」などとシュプレヒコールを上げながら行進した。

提供 - 函館新聞社


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