映画「海炭市叙景」 家庭でも楽しんで

update 2011/10/25 11:29


 函館出身の作家、佐藤泰志の遺作を函館市民が映画化した「海炭市叙景」のDVDとブルーレイが11月3日に発売される。発刊はブロードウェイで、映画「海炭市叙景」制作実行委員会の菅原和博委員長は「DVD化は多くの人が待ち望んでいたと思う。市民の手で作られた映画ををぜひ多くの人に手にしてもらいたい」と期待を込める。

 「海炭市叙景」は、函館をモデルにした架空都市で生きる人々を描いた作品。昨年11月の函館を皮切りに、これまで全国70ヵ所で公開。オランダやドイツなど約10ヵ国でも上映されてきた。

 また、フィリピンの「第12回シネマニラ国際映画祭」でグランプリと最優秀俳優賞、フランスの「第13回ドービルアジアン映画祭」で審査員特別賞を受賞するなど、海外でも高い評価を受けている。「家族や夫婦などの物語が共通して受け入られ、映画総体として『美しい映画』と評価を受けた」と菅原委員長。

 発売されるのはDVDとブルーレイの通常版、2枚組のボックスセット。通常版はDVD3800円、ブルーレイ4800円。ボックス版は、メイキング映像などが撮影された特典映像ディスクと特典オリジナルポストカード10枚付き。DVDボックスは5800円、ブルーレイボックスは6800円。市内のDVD取扱店ほか、シネマアイリスでも販売される。

 また、同日は、発売を記念したシンポジウム「佐藤泰志の復活と映画『海炭市叙景』を語る」が、サン・リフレ函館(大森町2)で開かれる。佐藤泰志の小説復活に尽力をそそいだ編集者3人を東京から講師に迎え、魅力や作品などについて語る。開演は午後1半時。前売り券1000円(当日は1200円)。問い合わせはTEL0138・31・6761(シネマアイリス)

提供 - 函館新聞社


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