七飯産リンゴ期待の星=uななみつき」デビュー
update 2011/10/22 10:35
【七飯】七飯町果樹組合(成田悌一組合長、34戸)は今年から、町内で生産するリンゴの品種「ぐんま名月(めいげつ)」を「ななみつき」のブランド名で売り出す。既に商標登録も済ませ、七飯産リンゴの期待の星≠ニしてデビューする。甘みが強く食味も極めて良好。成田さん(60)は「次代のエース品種。大きな柱に育ってほしい」と期待を込める。
「ぐんま名月」は、群馬県園芸試験場で「あかぎ」と「ふじ」を掛け合わせてできた黄色品種。中央農業試験場(空知管内長沼町)から紹介があったこと、かつて七飯町が黄色品種で名をはせたこともあり、町内では早い人で7年ほど前に苗木を導入した。
実に赤みが差し、甘くて果汁が多く、みつ入りが多いのが特長。棚持ちも良い。色がきれいにつくようにするための葉とり作業を必要とせず、栽培の省力化を図ることができる。
約160本を栽培する成田さんは今年の作柄について「例年になく赤色も入り、おいしく仕上がっている」と自信たっぷり。収穫は11月5日ごろ始まるという。
これまでも「ぐんま名月」の名で販売され、顧客の評判も上々。成田さんは「今後、栽培本数を200本ぐらいに増やしたい」と意欲を見せる。
同町農林水産課によると、町内の「ななみつき」栽培面積は現在、約1ヘクタール(1000本強)で、リンゴ全体に占める割合は1・5%ほど。町は「リンゴ農家は後継者不足に直面しており、新ブランドが若者を呼び込む起爆剤となってくれれば」(同課)とし、七飯産リンゴの代表格としてアピールする考えだ。
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