エゾシカ肉普及へ函館初の料理教室 来月14日に

update 2011/10/22 10:35


 函館産のエゾシカ肉を活用した料理教室が11月14日午前10時半から、清尚学院高校(函館市亀田本町5)で開かれる。函館にはなじみが薄いジビエ(狩猟で食材用に捕獲された野生の鳥獣)料理を楽しんでもらう教室で、主催者は一般市民20人の参加を募っている。

 エゾシカの駆除を強化している道が資源としての有効活用を目的に実施する。昨年10月からはPRの一環として毎月第4火曜日を「シカの日」に設定。趣旨に賛同する全道各地の68店舗(8月末現在)が加盟し、エゾシカ協会(札幌)が推奨する食肉処理工場の製品を使い、独自の料理を提供している。

 今回の料理教室は「『シカの日』運動推進事務局」(札幌)が事業を委託し、全道13カ所で初開催。函館教室は、函館市梁川町のフレンチレストラン「ル・プティ・コション」のオーナー、坂田敏二シェフ(49)が講師を務め、シカ肉のストロガノフ(煮込み料理)をメーンに作る。材料は、亀田本町の「北海道産ファーム」(渋田孝社長)が提供する。

 道南では同レストランを含む函館、七飯の13店舗が「シカの日」に加盟、または加盟する予定といい、坂田シェフは「函館産のシカもおいしい。市民にしっかりなじんでもらえるような教室にしたい」と意気込む。同事務局コーディネーターの深江園子さんも「食べ慣れないため悪いイメージを持ちがちなシカ肉への先入観を払拭(ふっしょく)する機会になれば。気軽に参加を」と呼び掛けている。

 参加無料。応募は電話で11月4日まで。申し込みは同事務局電話011・611・8861。

提供 - 函館新聞社


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