香雪園で紅葉ライトアップ試験点灯
update 2011/10/21 10:12
函館市見晴町の香雪園(見晴公園)で20日、22日から始まる紅葉ライトアップの試験点灯が行われた。園内の樹木の色付きはまだ青みが目立つが、地上から照らし出された幻想的な光が秋の夜空に浮かび上がった。
ライトアップは市と市住宅都市施設公社で主催し、今年で3年目。園内にある人気の散策路「カエデ並木」の樹木のほか、園亭や温室など約1.2キロにわたり、200〜1000ワットの水銀灯24基で照らす。今年は園亭に続く石段の通路にも照明を新設した。
園内にはヤマモミジやイタヤカエデなど計154種類の樹木があり、今季は昨年より色付きは1週間ほど早いが、まだ3分程度。この日は委託を受けた市内の電気設備業者らが光の向きや加減などを調整し、枝葉が立体的に浮かび上がるよう照明の位置を修正した。
市によると、同園は昨年の期間中だけで観光バス約230台が入り、今年はフランスの旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」でも星1つに輝いた。ブランド推進課は「湯の川温泉の観光客をさらに呼び込むなど、今後も事業を継続して秋の観光資源として定着を図りたい」としている。
ライトアップは22日から11月13日までの午後4時〜同9時。紅葉のピークは11月上旬の見通し。期間中には園内の緑のセンターで毎日日替わりで午後5時から約30分のミニライブも行われる。
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