福島吉岡漁協、町、未来大が連携協定を締結
update 2011/10/21 10:12
【福島】福島吉岡漁協(阿部国雄組合長)と町、公立はこだて未来大(中島秀之学長)の包括連携協定の調印式が20日、青函トンネル記念館で開かれた。同大の情報技術のノウハウや研究成果を活用し「海の情報化」を進め、漁業者の課題を解決する。漁業を核とした官学連携は全国的にも珍しく、町内の漁業者らも期待を寄せている。
漁協と町が連携し、同大の研究成果を生かした効率的な漁業の推進、水産業の振興、後継者育成にまでつなげるのが狙い。大学側にとっては、研究の拠点が増えるほか、研究成果を実際に試すことができるなどの利点がある。
調印式には大学、漁協、町から15人が出席。中島学長と阿部組合長、村田駿町長がそれぞれ署名し、協定書を交わした。協定書では、技術支援と調査研究による産業振興、水産業を担う人材育成などを盛り込んだ。
中島学長は「我々の技術を出す場所であり、教育、研究の題材をもらう場所になる。互恵の関係で面白いことができれば」とあいさつ。阿部組合長は「大学のノウハウを貸していただきたい」と述べ、村田町長も「未来大の頭脳を水産業の発展やまちづくりに活用させてほしい」と期待を語った。
調印式終了後には同大教授らによる講演会や「福島町における情報技術の活用」をテーマとした討論会も開かれた。
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