魚長が新業態店舗導入へ、低価格商品を充実
update 2011/10/21 10:11
スーパーの魚長(柳沢一弥社長)は10月下旬、新業態の店舗「生鮮げんき市場」を導入することを決めた。以前100円商品を取りそろえていた小規模店舗を対象に、低価格の商品を充実させ、魅力的な店舗とする。柳沢社長は「われわれにとってチャレンジ」と話し、好評であれば最大8店舗まで拡大する考え。
同店は2009年にコープさっぽろと資本提携。積極的なコスト削減などで、11年2月期決算では3年ぶりの黒字とするなど成果を上げている。
100円均一の店舗は小規模店を中心に8店あったが、原料値上げなどで採算が取れなくなり現在はない。今期の上半期(3〜8月)には企業全体で昨年度比9%減となる約70億円の売り上げがあったが、同社他店舗が健闘するなかで旧100均店舗の売り上げはピーク時のおよそ半分に。減収に歯止めをかけようと挑戦する。
げんき市場は小規模店を対象とする。初の店舗は赤川通沿いの赤川店(函館市美原2)で、売り場面積は約530平方bと通常店舗の半分以下。ここに通常店より絞った約5000アイテムを置き、28日に新装オープンを控える。
商品は10月から導入した日本流通産業(大阪)のプライベートブランド「くらしモア」の低価格商品をはじめ、他店舗よりも常時安価に設定。半面、ポイントや宅急便・クレジットカードの扱い、配達などのサービスを省くことで、効率的な営業を目指す。柳沢社長は「商品の見付けやすさで客の手間を省き、さらに安さで集客したい」と話す。
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