函館市、被災地への義援金1億円突破
update 2011/10/20 11:56
東日本大震災を受け、函館市に寄せられた義援金が、19日で1億円を突破した。市福祉部は「被災地を思う気持ちが結果に表れ、大変感謝している。まだ復興には時間が掛かると思うが、気持ちを持ち続けることが大事」と謝意を示している。
義援金は震災発生直後に日本赤十字社北海道支部函館市地区事務局が受け付けを開始した。その1週間後には市が口座を開設し、東北被災地向け分は市を通じて同事務局に送られることとなった。
寄付は19日現在、東北被災地向け、市内被災者向けを合わせ967件、1億17万3934円が寄せられた。そのうち、東北被災地向けは927件、9119万5043円、市内被災者向けは40件、897万8891円。現在はややペースが落ちてきているものの、地道な寄付が続いている。
寄付主は市内企業のほか、市民団体や町会、学校などさまざま。飲食店では復興支援キャンペーンとして特別メニューを考案したり、市民団体はチャリティーパーティーを開催するなど、知恵を絞りながら寄付を募っている。
個人単位でも幅広い世代から寄せられている。市福祉部は「東北の惨状を知り、居ても立ってもいられず寄付に来たという方や、自営業で売り上げの一部を寄付された方も多くいた。小銭の中にはすごく汚れたものもあって、1円でも多く届けたいという気持ちが伝わった」と話す。
義援金は3月末まで受け付けており、受け付けは市内各支所の窓口でも対応している。寄付は現金のみで、物品の受け付けはしていない。問い合わせは日本赤十字社北海道支部函館市地区事務局(福祉部社会課内)TEL0138・21・3255。また函館新聞社でも義援金を受け付けている。
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