地産農産物で特産品を…「えさし水土里の会」発足
update 2011/10/19 10:20
【江差】地場産農産物を生かした特産品開発を進めようと17日、地域の女性農業者ら12人で組織する「えさし水土里(みどり)の会」が発足した。2007年3月に閉校した旧朝日小学校の校舎を活用して、農村部に伝わる伝統的な漬物、みそ、豆腐などの新商品開発を進める方針だ。
同日夜に朝日児童館で開いた設立総会には、女性農業者や関係者約20人が出席。地域の女性農業者のリーダー的存在で、郷土料理の普及伝承や消費者との交流事業などに取り組む長尾和子さんを会長に選んだ。長尾さんは「朝日小の卒業生を含めて、地域を元気にする活動の輪を広げていきたい」と意欲をみせた。
同会は、農村部に根付く漬物、みそ、豆腐などの伝統食や、古くから伝わる「かたっこもち」などの製造技術を生かして、地場の農産物を活用した商品づくりや販路開拓を進める。町の田畑明・政策推進課長は「法華寺通り商店街などにある地場産品の販売拠点で特産品や規格外野菜を販売したい。農産物の地産地消を進めて農村部の振興につなげたい」と話す。
町は総務省から「緑の分権改革調査事業」の委託を受けて、旧朝日小を農産物加工や体験観光の拠点に再生させる計画。同会が中心的な役割を担う形になる。校舎内の給食室を改装して、調理機器や冷蔵設備などを備える。町は11月中旬にも校舎の改修工事を終えて、特産品開発に向けた活動を本格化させる考えだ。
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