エゾシカ猟 誤射に注意
update 2011/10/18 10:17
桧山管内では1日、今シーズンのエゾシカ猟が解禁された。全道的な農作物被害の増大に対応して例年より約3週間早い解禁となったが、全道で狩猟に伴う誤射事故が続発していることから、道や道警で注意を呼び掛けている。
エゾシカが生息していない奥尻町を除く6町でエゾシカ猟が解禁されている。猟期は来年3月25日まで。昨年度までは10月23日が解禁日だったが、道が計画している捕獲数を達成するため桧山など複数の地域で解禁日を早めた。
だが、10月中旬までは、キノコ採りや川釣りに伴う入山者が少なくない。狩猟に伴う誤射などの事故発生も懸念されている。道などは入山者に(1)目立つ服装をする(2)ラジオなどで自分の存在をアピールする―など対策を呼び掛けている。また、狩猟者には(1)射撃を行わない時は実弾を銃身から抜く(2)射撃方向の十分な確認(3)オレンジベストなどの着用徹底―を求めている。
管内の狩猟関係者は「山中でハンターのものとみられる車をみかけたり、射撃の音が聞こえた場合、一般の入山者も大声を出すなど、自分の存在を周囲に知らせることをお願いしたい」としている。
道内では2月、胆振管内厚真町の山林で、林業作業員がライフル銃の銃弾に当たり死亡。銃を発射した人物の特定されていない。16日にも後志管内喜茂別町で、ハンターがエゾシカと誤認したハンターが渓流釣りの男性にライフル銃を2発発砲。男性が背中や足に重傷を負い、業務上過失致傷の疑いで67歳のハンターが逮捕された。
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