谷地頭温泉の売却先の公募受付開始

update 2011/10/18 10:16


 函館市企業局は18日から、民営化の方針を決めている市営谷地頭温泉(谷地頭町)について、売却先の公募受付を始める。最低売却価格は土地、建物を含めて約5億1500万円(税抜き)で、公募した事業計画を審査するプロポーザル方式で選定する。25日には説明会を開き、11月14日まで受け付ける。

 市の温泉会計事業の赤字削減が主な目的。売却額は不動産鑑定評価額を基に算定し、対象はいずれも税抜きで、公衆浴場の建物などが約2億8500万円、土地(約7000平方メートル)が約1億7100万円、温泉の供給設備などが約5800万円で、すべて一括して売却譲渡する。

 譲渡条件は▽公衆浴場として5年以上継続して運営する▽市谷地頭老人福祉福祉センターなど3施設への温泉の供給を5年以上継続する▽5年間は第三者への譲渡、賃貸を原則禁止する―など。応募資格は3年以上の公衆浴場の経営実績がある法人などが対象で、銭湯以外にもホテル・旅館や福祉施設、フィットネス施設なども含まれる。

 売却先は市内の税理士や大学教授など外部の学識経験者ら5人でつくる選定委員会で審査し、事業計画と提示価格の評価点の合計で選ぶ。来年1月中旬に決定し、3月下旬に引き渡す予定。

25日午前10時から、市企業局(末広町)で「募集説明会」も開く(21日までに事前申込が必要)。

 同局上下水道部温泉課は「将来的にも長く公衆浴場機能を維持してもらい、地域の公衆衛生を担う意欲のある事業者を募りたい」としている。募集要項は同局のホームページでダウンロードできるほか、温泉課事務所(湯川町3の1、市営熱帯植物園隣)で配布している。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです