函館の変遷伝える 市中央図書館で古写真展

update 2011/10/18 10:16


 函館市の明治から昭和までの街並みを紹介する写真展が、市中央図書館(五稜郭町)で開かれている。明治天皇が来函した際に訪れた巡幸地の写真などもあり、貴重な資料をひと目見ようと、多くの来館者が足を止めて見入っている。24日まで。

 かつての函館の街並みをテーマとした古写真展は同館では初めて。資料保存のため、今まで閲覧できなかった写真をデータベース化したことで実現した。

 展示している写真は1876(明治9)年から1977(昭和52)年までの約25点。明治は天皇の巡幸地、大正と昭和は市街を見渡せる写真などを並べた。函館湾が北洋漁業に出漁する船でにぎわう様子、明治当時の五稜郭や函館裁判所、1907年(明治40年)に発生した大火から復興に向けて努力する街の様子など、当時の街の雰囲気や人々の息づかいが伝わる。

 展示写真は保存している資料の一部で、幕末期のものも現存している。データベース化した写真は今後、ホームページでも公開する予定だ。同図書館は「明治時代の写真は数が少なくて貴重な上、細部まで鮮明に写っている。なくなったものや新しくできた建築物を現在の街並みと比較してほしい」と呼び掛けている。

提供 - 函館新聞社


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