事務局常設化 函館に設置 全国朝市サミット開幕
update 2011/10/16 11:45
全国の朝市が集う「第16回全国朝市サミット2011in函館」(実行委主催)が15日、函館で開幕した。全国朝市サミット協議会の総会では、組織強化や知名度向上を目的に事務局を常設化することを決定。初の大役を函館朝市が担うことになった。今回の実行委員長でもある函館朝市協同組合連合会の井上敏広理事長は、「軌道に乗るまで何年かは函館が面倒をみる」と労を惜しまない姿勢を表した。
同協議会は全国の朝市13団体で組織し、函館での開催は2001年以来2度目となる。昨年のサミットで「もっと朝市を良くするために何らかの行動を起こすべき」などの意見があり、今回の開催地となった函館朝市が中心となって意見を集約し、具体的な方策を練ってきた。
その結果、来年度の事業として組織強化と知名度向上を柱に@新規会員の勧誘A情報共有と発信Bコミュニケーションの充実C共通パンフレットの作成D統一ロゴマーク導入によるブランド化―などに取り組むことに。強力に推し進めるためには、これまで開催地が持ち回りで担ってきた同協議会の事務局機能を1カ所が継続して扱う必要性がでてきた。この日総会に先駆けて行った理事会で設置方法などが議論され、出席者の意見などから函館朝市が引き受けた。
また同日、サミットの開催を記念して各地域や函館の郷土料理や食品などを提供する「ご当地グルメサミット」が函館朝市第一駐車場特設会場で開幕した。五城目朝市(秋田)のだまこ鍋をはじめ、青森のせんべい汁、佐世保バーガーなどの販売店がずらりと並び、来場者は目当ての商品を購入しては次々と味わっていた。
夫婦で訪れた江差町の高瀬博和さん(42)は「今日はこのために来た。色々食べたが、せんべい汁の歯ごたえが素晴らしかった」と話していた。グルメサミットは16日も午前9時から午後2時に行われる。
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