道南勢ダブル「金」 東日本吹奏楽大会で桔梗中と木古内中

update 2011/10/15 11:32


神奈川県横須賀市で8、9日に開かれた「東日本学校吹奏楽大会」で、北海道代表の函館桔梗中学校と木古内中学校の吹奏楽部がともに金賞を受賞した。道南勢がダブルで最高賞を獲得したことに保護者や学校関係者らは喜びに沸いている。両校の生徒らは「練習以上の演奏ができた」と笑顔で大会を振り返った。

 同大会は、東日本地区の各吹奏楽連盟の主催で、30人以下の小編成の団体が対象。改行 函館桔梗中学校吹奏楽部は同大会初出場。憧れの大舞台でハチャトリアンの交響曲第2番「鐘」第1楽章を演奏し、迫力あるサウンドを響かせた。

 同大会への出場代表決定後も、札幌での演奏について「課題が残る演奏だった」と戒めながら練習に励んできた部員たち。夢のステージで満足のいく演奏をつくり上げ、やっと明るい笑顔を浮かべた。

 「今までで一番納得できる演奏ができた」と小川明日香部長(3年)。厳しい練習に全力でぶつかり、部員一丸でつかんだ金賞を心から喜ぶ。3年生はいったん仮引退。これからは受験に集中する。小川部長は「来年3月の定期演奏会でまたこのメンバーで演奏するのが楽しみ。そのためにもしばらくは受験を頑張る」と語った。

 顧問の横井真教諭は「今までの練習のすべてを出せた。それに結果が付いてきて本当にうれしい。多くの方からの応援をもらって得られた金賞と思う。子どもたちも大会を通じて日々成長を感じられた半年でした」と目を細めていた。

 一方、3年ぶり2回目の出場を果たした木古内中は、パレ作曲の「リシルド序曲」を演奏。本番前には「緊張して終わるよりも、思い切り楽しもう」と話し合い、大舞台に臨んだという。

 部員27人のうち16人が1年生で、はつらつとした音色をホールに響かせた。部長の金川夏希さん(3年)は「緊張することなくステージに立てた。言葉にならないくらい会場の響きが気持ち良く、みんなで演奏を楽しめた」と満足そうに語った。

 同部は保護者や町を挙げての応援に演奏で応えようと、「真心の音楽」をスローガンに掲げて活動している。部員らは「地域の人の応援が力になった。最高のステージで今までの以上の『真心の音楽』を奏でることができた」と声をそろえる。顧問の中條淳也教諭は「指揮をしながら演奏に感動していた。最高の出来だった」と生徒たちをたたえた。

提供 - 函館新聞社


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