元巨人の柴田さん 少年刑務所で野球選手の経験語る
update 2011/10/15 11:30
元プロ野球選手の柴田勲さん(67)が15日、函館市金堀町の函館少年刑務所を訪れ、受刑者約630人を前に「私の野球人生」と題して講演会を行った。高校、プロ時代と野球を通して得た“スランプ脱出法”などを紹介し、「成功の70%は意欲から」とエールを送った。 柴田さんは法制大学第二高校在学中の1960年の夏、翌年春の甲子園を連覇。62年に読売ジャイアンツに入団し、トレードマークの赤い手袋でスイッチヒッターとして活躍し、盗塁王6回、2000本安打を達成している。引退後は、野球解説者や子どもたちに野球を教える活動を続けている。
同所で日本プロ野球名球会メンバーが講演するのは、昨年の駒田徳広さんに続き、2回目。
講演で柴田さんは、3連覇がかかった61年夏の甲子園で敗北した理由を「今までの自信が過信に変わっていた」と指摘。その後プロに転向し、目の当たりにした王貞治さんや長嶋茂雄さんの野球に対する姿勢を挙げ、「王さんの練習の虫は真似できないが、長嶋さんのプラス思考は誰にでも真似できる」とし、自身の野球観を変えた出来事を紹介した。また、何事に挑戦するにも「意欲と勇気、準備が大事。目標設定も明確に」と締めくくった。
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