生活保護率 微増…函館市7月
update 2011/10/14 11:00
函館市の7月の生活保護率は45.1パーミル(パーミル=人口1000人当たりの被保護者数)となり、前年同月を1.4ポイント超えたものの、前月比では変化がなかった。渡島・桧山の両管内ではそれぞれ前年からわずかに増加しているが、ペースは全体的に落ち着いている。
函館市の保護率はここ数年急激な増加を続けており、5月に過去最多の45.2パーミルとなっていた。6月は前月比0.1ポイント減少したが、7月はこの高止まりの状態を維持する結果に。保護者数は前月比16人増の1万2634人、世帯数は同8増の9026世帯といずれも前月より増えた。函館市福祉事務所は「微増の状況は変わらないが、4月以降の増加ペースは落ち着いている」とする。
世帯区分別の状況は、高齢者世帯が全体の42.7パーミルと最も多く、次いで傷病世帯は26.3パーミル、母子世帯は11.4パーミルだった。
全道の市部での函館の位置は、釧路(54.0パーミル)に次ぐ2番目で、前月より1つ悪化。前月2番目だった三笠は3番目の44.5パーミルに、4番目は歌志内で43.8パーミルだった。道内全体の保護率は、30.0パーミルの大台に乗り、北斗市は前年同月比0.8ポイント増の17.0パーミルだった。
道南町部では、渡島管内が同0.6パーミル増の23.2パーミルと全道平均を下回った。福島や木古内、鹿部が減少する一方、長万部と松前の増え方が激しい。桧山管内は同0.8ポイント増の33.1パーミルに。依然として江差(48.1パーミル)が突出しており、上ノ国も40パーミルを超えている。
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