北斗で煮干しづくり

update 2011/10/13 09:57


 【北斗】北斗上磯沖で水揚げされたカタクチイワシの煮干しづくりが、北斗市飯生の海辺で行われている。10センチほどの魚体が天日干しで身を縮め、うまみもぎゅっと凝縮。秋空の下、銀りんが輝いている。

 この煮干しは、毎年販売直後に完売する特産品。上磯郡漁協上磯支所の組合員5人が定置網で漁に取り組む。同支所では昨年、前年比1トン増の3・4トンの出荷があった。

 魚の来遊は例年9月上旬だが、今年は水温が低いため、まとまった水揚げが10月にずれ込んだという。

 11日から漁を始めた山崎誠さん(37)は12日も午前3時半に出漁。400キロほどの水揚げで、「乾けば約150キロ。大きさ、量ともいい出だしだと思う」と丁寧に手返しをしていた。

 同支所で直売するが、まとまった数量が確保され次第の販売開始で「問い合わせもあるが、まだ対応できず販売開始は10月下旬から11月ごろになるのでは。値段は1キロ1800円前後を見ている」という。

提供 - 函館新聞社


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