韓国訪問団が出発 函館―ソウル定期便再開要請へ

update 2011/10/9 12:10


 東日本大震災の影響で運休が続く大韓航空の函館―ソウル(仁川)間の定期便の早期運航再開に向け、函館市の工藤寿樹市長ら観光客誘致訪問団が8日、韓国に出発した。11日までの3泊4日の日程で、大韓航空本社のほか、8月に姉妹都市提携した高陽(コヤン)市などを訪れる。

 同路線は震災に伴う原発事故の影響で、5月の大型連休期間を除いて3月22日から運休中。市長らは6月に韓国へ出向いて大韓航空に早期の運航再開を要請、12月27日からの再開にこぎつけたが、同月1日から冬の一大イベント「はこだてクリスマスファンタジー」が開かれることから、1日も早い再開を目指して訪問する。

 一行は工藤市長をはじめ、松本栄一函館商工会議所会頭、能登谷公市議会議長ら22人。チャーター便で韓国入りし、10日に大韓航空本社の役員らと会談する。高陽市では市役所への表敬訪問や、1日から開催中の国際物産展を視察し、函館から参加している4社を激励する。

 出発式には、公務のあった工藤市長を除く訪問団のほか、高陽市の高校との姉妹校提携を模索する市立函館高校の関係者らが参加。松本会頭は「函館空港の乗降客は回復傾向にあるが、依然として厳しい。韓国のエージェントを回り、積極的にプロモーションをしたい」と述べた。工藤市長も出発前に到着し、取材に対し「定期便の少しでも早い再開を要請し、高陽市との絆を一層深めたい」と話した。

 また、午前9時50分には同社のチャーター便が約1カ月ぶりに到着し、ほぼ満席の140人がソウルから来函。市や商工会議所などの関係者が法被姿でツアー客らを出迎え、ハングルで「ようこそ函館へ」と書かれた横断幕を掲げ、特産のガゴメコンブ入りキャラメルを手渡した。

提供 - 函館新聞社


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