函館の特産品、香港と台湾で販売へ
update 2011/10/8 12:12
香港と台湾のスーパーマーケットで、函館の特産品を一堂に集めた「函館フェア」が今月、相次いで開かれることになった。香港では初めて、台湾は4回目となり、地元企業が出展してスイーツや海産物などを販売。安全・安心な「函館ブランド」をアピールするとともに現地の消費動向を探る。
市経済部によると、香港でのフェアは13日から26日まで開催。食品スーパーなどを展開するイオン傘下の現地法人「イオンストアーズ」の11店舗で開く北海道フェアの中に、函館産品のコーナーを組み込む形で展開する。同社は今年7月に購買担当マネジャーらが来函して地元製造業者との商談会を開いており、スイーツや乳製品、水産加工品など市内・近郊の8社から商品を購入して販売するという。
台湾では、中部に位置する彰化県内で店舗を展開する日本食スーパー「裕毛屋」が主催し、14日から23日まで開く。市内や近郊の中小企業で組織する函館海外市場販促振興会に加盟する4社の商品を販売する。過去3回は各社の社員が現地に赴いて実演や試食を行ったが、今回は商品販売のみとなる。
市の貿易振興策は地元中小企業の販路拡大を目的に、これまで台湾を中心として展開してきたが、本年度補正予算では香港でのフェア開催に対する関係経費400万円を計上。また8月に姉妹都市となった韓国・高陽(コヤン)市での国際物産展にも4社が出展しており、北海道となじみのある東アジア、東南アジア諸国に売り込みを図っていく考え。同部は「香港で足がかりを作り、将来的には中国での販路拡大を進めていきたい」と話している。
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