新米「ふっくりんこ」店頭に
update 2011/10/5 11:04
道南産米のエース「ふっくりんこ」の新米が4日、道南圏のスーパーなどで一斉に発売された。本格デビューから4年目を迎え、道南生まれのブランド米として知名度が定着。今年産も食味は上々で、多くの客が秋の味覚を買い求めていた。
ふっくりんこは、JA新はこだて、JA函館市亀田、JA今金町管内の生産者でつくる「函館育ちふっくりんこ蔵部(くらぶ)」(木本勉部会長)が、食味の決め手となるタンパク値(基準6.8%以下)を設定。厳しい品質基準をクリアした自信作が今年も店頭に並んだ。
道農政事務所が先に発表した今年産水稲の作柄概況(9月15日現在)によると、作況指数は渡島が105、桧山が104の「やや良」となり、収量も平年以上が期待できるという。
ホクレンショップ函館昭和店(函館市昭和1、渡辺洋介店長)では、コメ売り場に「ふっくりんこ」専用コーナーが登場。通常の5キロ、10キロ入りのほか、無洗米の5キロ、2キロ入りもそろう。同店では全国の15品目を取りそろえ、そのうち客の購入割合は20%がふっくりんこだという。渡辺店長は「今年は東日本大震災の影響で府県産米が安定入荷せず、道産米の引き合いが強い。ふっくりんこをはじめ、ゆめぴりか、ななつぼし、ほしのゆめなど道産米をたくさん食べてほしい」と話す。同店では6日まで、ふっくりんこ5キロを1980円で特売している。
ホクレン函館支所パールライス販売課の中村綾太さんは「道内産の新米価格は昨年より1割ほど高くなっているが、ふっくりんこは地元で愛されてきたコメなので、昨年と同じ価格で提供したい」と話していた。
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