冬季スポーツ普及目指しアスリートが講演

update 2011/10/3 11:11


 道教委主催の北のスポーツ王国プロジェクト「冬季スポーツ普及啓発事業」函館会場が2日、函館市五稜郭町の五稜郭タワーアトリウムで開かれた。講師に招いた長野五輪男子カーリング5位入賞の工藤博文さん(52)=士別市役所=と、札幌大倉山ジャンプ競技場のバッケンレコード保持者(145メートル)の金子祐介さん(35)=東京美装北海道=が、子どもら約50人に夢や目標を持つことの大切さを伝えた。

 道教委が本年度から3カ年計画で実施、トップアスリートが競技方法や楽しさを紹介することで冬季スポーツに親しむ子どもを増やす狙い。9月下旬の十勝管内浦幌町を皮切りに道内7カ所で開催、道南では函館会場のみ。

 金子さんは、2005年11月に合宿先のフィンランドで顔面骨折などの大けがに遭い、意識不明の重体に陥りながらも、翌シーズン奇跡的に復活、国体のジャンプ競技で優勝するなど一躍有名になった。08年3月に現役を引退した。

 五輪で金メダルを取るという目標を持っていた金子さんは「けがで自分の人生は終わったと思い、朝起きるとつらかった。でも、目標に向かいたいという気持ちが強かった。どんなときも、必ず一筋の道があると念じながらリハビリを続けた」と紹介。不安でつらい思いに駆られ自殺を考えたときも、自分のスキーへの情熱や多くの人の支えがあったからこそ復活を果たせたと強調し、「夢や目標を持ち、前向きに挑戦し続けることが大切」と呼び掛けた。

 現役で競技を続ける工藤さんも、カーリング競技の楽しさなどを話した。

 講演後、冬季スポーツの種目を紹介するDVD上映があり、参加者は冬季スポーツの楽しさに触れた。

提供 - 函館新聞社


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