祈りささげ伝統に触れる…元町・教会めぐり
update 2011/10/2 10:25
函館市元町に点在する4つの教会が連携し、それぞれの宗派や聖歌を体験する「元町・教会めぐり〜そのルーツと音楽に触れる」が1日、各教会で開かれた。参加者は各教会を巡り、それぞれの教会の伝統に触れながら、祈りをささげた。
東日本大震災の被災者の追悼とともに、異なる宗派の教会が並ぶ函館の立地や歴史を再確認してもらおうと企画した。カトリック元町教会、日本基督教団函館教会、日本聖公会函館聖ヨハネ教会、函館ハリストス正教会が主催し、約300人が参加した。
午後1時半から、日本基督教団函館教会を皮切りにスタートし、日本聖公会函館聖ヨハネ教会では会場に人があふれ、バルコニーを開けて礼拝を行った。全員で讃美歌を歌い、教派を超えて交流を深め合っていた。
函館ハリストス正教会では聖歌隊の歌声が響き渡り、ろうそくの炎が荘厳な雰囲気を漂わせていた。礼拝後に、ニコライ・ドミートリエフ司祭は「宗派が異なり祈りの形は違っていても、心は一つです」と話し、イベントの最後を締めくくった。
参加した市内在住の60代の女性は「外観しか見たことがなかったので、各教会の歴史などに触れることができてよかった」と話し、孫と2人で参加した80代の女性は「昔は鐘の音を聞きながら学校に通っていた。礼拝をしながら、なんだか懐かしい気持ちになった」と笑顔で話していた。
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