南茅部・川汲町内会が防災訓練 津波・地震時の避難対応確認

update 2011/9/30 10:10


 函館市南茅部地区の川汲町内会自主防災会(会長・酒井鉄雄町内会長)による防災訓練が29日、市指定の避難場所である市南茅部公民館で行われた。地域住民ら約70人が参加。大地震や津波など災害発生時の対応を確認した。

 防災意識の向上を目的に年1回開催。今回は市南茅部支所、市東消防署南茅部支署、南茅部消防団第4分団、函館中央署南茅部駐在所の関係者も大勢集まり、青森県東方沖を震源としたマグニチュード(M)8・0の地震が発生した想定で行われた。

 防災無線で津波警報が発令されると、標高約30bの同公民館に住民が続々集まり、自主防災会のメンバーが迅速な避難誘導を実施。消火班ら10人が参加した初期消火訓練でも、消防署員の指導を受けながら放水の手順を学んだ。

 また、救急講習ではきれいな布やタオル、三角巾を使った止血を学習した。

 酒井会長(70)は講評で「人的被害を最低限に食い止めるためには避難が大切。津波警報や避難指示の発令時にはすぐに安全な場所に逃げるようにして」と呼び掛けた。

提供 - 函館新聞社


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