北斗「知っている」4割…市観光協会が埼玉でアンケート
update 2011/9/29 10:34
【北斗】北斗市観光協会(佐々木正博会長)はこのほど、埼玉県さいたま市で北斗市の知名度や観光に関するアンケートを実施した。回答者198人のうち、39%が「北斗市を知っている」としたが、北海道新幹線の「新函館(仮称)駅」が北斗にできることを「知っている」とした人は15%にとどまった。同協会は「現時点での知名度不足は否めないが、新幹線開業に向けて今後も地道な活動が必要」としている。
アンケートはさいたま市の百貨店「大宮タカシマヤ」で行われた北海道物産展に合わせて、16、17の両日に実施。年代別では70代以上27%、60代29%、50代17%と年配層が大半を占めた。
北斗市の知名度が約4割となった結果について、市商工労働観光課は「合併して5年であることを考えれば、すごく高い数値」と評価。新駅所在地の認知度は低いが、「仮称ではあるが、駅名から所在地を判断できない」(同課)、「新幹線が北海道まで延伸することも知らない人が多かった」(同協会)とする。
北海道観光をしたことがある人の約7割の交通手段は飛行機で、全体の約9割が開業後に新幹線を利用して北海道に来たいと回答。羽田空港経由より、JR大宮駅から乗り継ぎなしで移動できる利便性向上への期待が高い結果となった。
一方、市内の主要観光地の認知度は、「トラピスト修道院」が6割超と圧倒的で、きじひき高原、戸切地陣屋跡地などは数%にとどまった。同課は「ある程度は予想された結果。年度内に策定する観光振興プランに知名度を向上させる戦略を盛り込み、開業前までに態勢を整える必要がある」としている。
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