ふっくりんこ収穫本格化

update 2011/9/28 10:15


 【北斗】道南産米のエース「ふっくりんこ」の収穫が、北斗市内で本格化している。道南地方は今週に入り好天が続いており、農家はコンバインを走らせ、黄金色に輝く稲を急ピッチで刈り取っている。

 同市開発で27日から稲刈りを始めた秋元初男さん(61)は「9月は雨の日が多くて圃場(ほじょう)になかなか入れなかった。収量は10eあたり約8俵(1俵60キロ)の見込みで、平年作。ことしもおいしいコメができた」と顔をほころばせる。秋元さんの水稲の作付面積は「ふっくりんこ」2fで、27、28の両日で収穫作業を終える予定。収穫したもみは乾燥させた後、JAに出荷する。

 JA新はこだて(畠山良一組合長)米穀課によると、ことしの管内の水稲の作付面積は前年並みの約4000f。このうち約6割が「ふっくりんこ」。渡島総合振興局が先に公表した農作物生育状況(9月15日現在)によると、管内の「ふっくりんこ」の生育は平年より4日早い。

 同JAは、28日に関係機関を集めて「ふっくりんこ」などの新米試食会を函館育ちライスターミナルで開いた後、29日に卸業者へ出荷。同JA、JA函館市亀田、JA今金町の生産者で構成する「ふっくりんこ蔵部(くらぶ)」(木本勉部会長)の新米は、10月4日から道南圏のスーパーなどで一斉販売される。

提供 - 函館新聞社


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