森育てる大切さ学ぶ 悪天候で植樹延期…椴法華小130周年記念講演会

update 2011/9/22 10:08


 函館椴法華小学校(古川邦彦校長、児童39人)で21日、国際森林年記念植樹、椴法華小学校開校130周年植樹祭が行われた。天候のためメーンの植樹は延期となったが、森林の大切さを学ぶ講演会が行われ、児童らは自然保護への理解を深めた。

 昨年度に同校が開校130周年を迎えた際、国連が定める国際森林年が本年度にあたることから、渡島みどりネットワークの2011年度事業として植樹することが決まった。ナツハゼやウコン、クリなど計20本を用意し、植える予定だったが、台風接近でこの日は断念。道グリーンコーディネーターで樹木医の斉藤晶さんが「山(もり・みどり)つくり」と題して講演した。

 斉藤さんは森の働きや森林減少が地球にもたらす影響を解説。森を育てる大切さをわかりやすく紹介した。

 古川校長は閉会式で「今日の話を聞いて、自分ができることを考えてみよう。皆さんも記念樹と同じように立派に健やかに育ってほしい」とあいさつ。児童らは近々植える木々の成長に思いをはせ、改めて同校130周年の喜びを再認識した。

 4年生の三ツ石歩輝君(10)は「森が泣いていることがわかった。森のために、きれいな水が生まれるよう、環境を大切にしたい」と力強く語った。植樹は26日の午後1時半から行われる

提供 - 函館新聞社


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