「大間反対」足並みそろう
update 2011/9/21 10:24
【北斗】北斗市議会は20日の市議会定例会本会議で、「原子力発電所の安全対策の強化と新規原発の建設凍結を求める意見書」を全会一致で可決した。「国民的な理解が得られるまで、青森県の大間原発建設は無期限凍結」とする高谷寿峰市長の方針を後押しする形で、福島第一原発事故の一刻も早い事態の収束を求めるとともに、大間を含む新規原発の建設凍結を求めた。
同趣旨の意見書は、函館市議会、七飯町議会が7月に可決済みで、大間原発建設工事の凍結に向けて、函館近郊3市町の首長、議会の足並みがそろった。
意見書では「東日本大震災を受け、原発に対する市民の不安が高まっている」とし、「原子力発電所は何より安全性が最優先されるべきもので、国の規制責任が十分果たされることが重要。徹底した安全対策を早急に講じ、不安の払しょくに努めることは重大な責務」とした。
その上で、▽大間原発や計画段階の原発は国民理解が得られるまで建設を凍結▽福島第一原発事故の徹底した検証結果を踏まえた安全確保に万全の対策を講じ、国民の不安払しょくに努める▽原子力防災対策の見直し▽再生可能エネルギーの開発・導入への支援措置|などを求めた。
閉会後、高谷市長は「私の考えと同じ方向の内容でありがたい。今後、2市1町の枠組みだけではなく、渡島、桧山の他の自治体との連携拡大も必要」と話していた。
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