大間に向かい原発中止訴え…大森浜からデモ行進
update 2011/9/20 12:28
青森県大間町の大間原発建設の中止を求める「バイバイ大間原発はこだてウオークC」(実行委主催)が19日、函館市西部地区で行われた。今回は、対岸の同原発が肉眼で望める大森浜(大森町)に集合。市民ら約220人が函館から距離の近さを感じ取り、建設中止を訴えてデモ行進した。
函館では5月28日、6月11日、7月23日に続く第4弾で、過去3回は千代台公園〜五稜郭公園をデモ行進。この日は全国規模で展開された「さようなら原発1000万人アクション」に賛同した。
デモ行進に先立ち、参加者が大森浜で一列に並び、大間に向かって「函館〜大間20キロ」「大間原発近すぎる」などと声を張り上げた。
サン・リフレ函館横を出発した参加者は「大間原発大間違い」「エネルギーシフト」などと連呼しながら電車通り、JR函館駅前、函館朝市などを約1時間15分かけて練り歩いた。街頭では、同原発の無期限凍結を求めている函館市の工藤寿樹市長が、8月30日に同原発を初めて視察したことに触れ、「大間町長や電源開発側には、その思いが伝わることは少なかったようだ。今こそ、私たち函館市民の取りやめるという意思表示が求められる」と強調した。
七飯町から参加した工藤正人さん(60)は「子どもたちに空手を教えている。子どもに最も悪影響を及ぼす放射能を恐れずに空手に専念できる環境をつくりたい」と話していた。
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