函館子ども歌舞伎、1120人喝采

update 2011/9/19 11:49


 函館・近郊の子どもたちが本格的な歌舞伎を演じる「第九回函館子ども歌舞伎」(同後援会主催、函館新聞社など後援)が18日、市民会館大ホール(湯川町1)で開かれた。名作「浪花の恋の物語|封印切の場」をメーンに全4演目を熱演。涙あり、笑いありの大人顔負けの名演技に1120人が見入った。

 3年ぶりの公演。出演者は園児から社会人までの34人で、主宰する函館の歌舞伎役者、市川団四郎さんの指導で3月から本格的な稽古に励んできた。

 「浪花の|」は商人の忠兵衛と遊女・梅川の駆け落ちを描いた物語。忠兵衛役の沼田彩香さん=函館本通中2年=は、公金300両の封印を切る見せ場で迫真の演技を見せた。遊女の身請けをめぐって登場した友人役の小林樹奈さん=同深堀中3年=も、忠兵衛をののしる芝居でユーモアたっぷりの大阪弁を披露して来場者の笑いを誘った。

 恒例の「白浪五人男|稲瀬川勢揃いの場」には最年少の5人が登場。元気いっぱいに見えを切る様子に盛んな声援が送られた。体験出演の花園大谷幼稚園児の一生懸命さにも拍手が沸き起こっていた。

 このほか、今回初めてという「蝶千鳥曽我物語|中村閑居の場」と、同歌舞伎卒業生でつくる「市松歌舞伎」による「傾城阿波の鳴門|どんどろ大師の場」が演じられた。

提供 - 函館新聞社


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