七飯で新米等級検査始まる

update 2011/9/17 10:48


 【七飯】七飯町本町の成田悌一さん(60)=同町果樹組合長=の園地で15日、リンゴの収穫が始まった。成田さんは、たわわに実った果実を丁寧に摘み取り、木箱に移していた。成田さんは「太陽光を十分に浴び、朝晩ぐっと冷え込むにつれ、おいしいリンゴに仕上がってくる」と期待を込めている。

 【七飯】管内のトップを切って新米の等級検査が16日、新函館農協七飯基幹支店(町本町、小松正志支店長)で行われた。町鶴野の工藤大司さん(72)、誠一さん(42)親子が持ち込んだ「ほしのゆめ」を検査。サンプルを抽出し、水分含有量や整粒度などをチェックした結果、全量1等級と認定された。

 工藤さん方では約13fの水田に「ほしのゆめ」のほか、「ななつぼし」「きらら397」「ふっくりんこ」を作付けし、順次、稲刈り作業が進む。この日は今月5日までに収穫した、200袋(1袋30キロ)を出荷した。

 検査員が各袋からサンプルを抽出。食味の決め手となるタンパク値(基準6.8%以下)は6・8%、水分含有量(推奨基準15%以下)は14.7%で、整粒度にも問題がなかった。同農協の畠山良一組合長が「私が見ても1等米だ」と声をかけると、大司さんは「すっとしました」と笑顔を見せた。

 工藤さん親子は「昨年は高温障害があったが、今年は粒も大きめで出来はよかった。初検査は毎年緊張するが、1等米を目標に生産している。今夜はお祝いです」と話していた。

 同農協米穀課は、管内の収量は平年並みと見込む。同支店の小松支店長(53)は「雨が続き、稲刈りが満足に進んでいない。天候が回復し、適期を逃さずに作業ができることを望んでいる。各農家の苦労の結晶なので、北海道でおいしいお米が取れていることをPRしたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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